筋トレの「ながら」はアリ?ナシ? 筋トレにベストな「ながら」を徹底比較。
ジムに行くと「走りながら」「インターバルを待ちながら」、多くの人々が様々な方法で時間をつぶしています。競技スポーツとは違って、ジムのトレーニングはそれ自体を「楽しい」と感じることは少ないので、その「スキマ時間」を有効に使おうとするのは当然と言えます。
しかし、この「ながら」が、場合によっては積み重ねたトレーニング時間を無駄にしかねません。
「ながら」にはどんな効果が?
よく見かける「ながら」を評価するポイントを決めましょう。
- 集中力:トレーニングへの集中を促すか
集中すれば効果が上がります。逆に注意散漫は怪我の元となります。体作りのトレーニングで怪我をしてしまうのは大きな本末転倒です。これ以上に大きな阻害要因はありません。 - モチベーション:トレーニングを「やる気」にするか
やる気・気分が乗れば、走る足も軽やかに、重いダンベルも軽くなります。「やる気」次第でいつものトレーニングの質が飛躍的に上がります。 - 継続性:トレーニングを続ける後押しとなるか
継続は力なり。ともすれば「つまらない時間」となり足が遠のくジム。自宅でも重い腰があがらず「明日やろう」となってしまいがち。そんな時、「○○しながらやろう」と動機付けになれば効果大です。
「ながら」を評価・比較
ポイントごとに効果を3段階(👍の数)で評価した結果がこちらです。
ながら | シーン | 集中力 | モチベーション | 継続性 | 評価 |
ゲーム | 待ち時間 | 👍 | 1 | ||
メッセージ | 待ち時間 | 👍 | 1 | ||
SNS | 待ち時間 | 👍 | 1 | ||
スマホの動画 | 待ち時間 | 👍 | 👍👍 | 3 | |
マシンのテレビ | 有酸素運動 | 👍👍 | 👍👍👍 | 5 | |
ジムのBGM | 待ち時間 有酸素運動 |
👍 | 1 | ||
仲間とおしゃべり | 待ち時間 | 👍👍👍 | 👍👍 | 5 | |
音楽 | 待ち時間 有酸素運動 |
👍👍👍 | 👍👍👍 | 👍👍 | 8 |
ラジオ(音楽&トーク) | 待ち時間 有酸素運動 |
👍👍 | 👍👍 | 👍👍👍 | 7 |
何もしない、黙々とトレーニング | 待ち時間 有酸素運動 |
👍👍👍 | 3 |
コンテンツの内容などによって評価に若干の差は出ますが、傾向としては概ね平均的な結果ではないでしょうか。
考察・結論
一般的に「視覚(目)を使う」コンテンツ(ゲームや動画)の消費は集中力を下げる傾向にあります。
一方、視覚を使わなくても「理解力」を要するもの(トークなど言葉からなるコンテンツやコミュニケーション)も集中力を奪います。
さらに、コミュニケーションは「筋トレに関するもの」(トレーニング仲間とのSNSやおしゃべり)はモチベーションアップに繋がりますが、筋トレと無関係だと逆効果です。
また、一人では成り立たないコミュニケーションは相手の都合に依存するため自分でコントロールできません。さらに、「仲の良いAさんがジムを辞めた」「いつも居るBさんが苦手」などマイナスに作用してしまう場合もあります。
これらのことから
- 視覚を使わない
- 理解力を要しない
- 自分でコントロールできる
の全てを満足する「音楽」が最も「ながら」に適しているといえます。
トークの少ない音楽中心の音声番組(ラジオ・ポッドキャスト)はその次に適しています。ある程度、ジムの機器の扱いに慣れている状態なら怪我の心配も低く、トークに耳を傾けながらのトレーニングも「継続性に効果あり」ですね。
「ながら」に適したデバイスは?
筋トレしながら音楽を聞くとしたら、最も適したデバイスはスマホでしょう。
しかし、ジムの中には「スマホ禁止」のジムもあります。そんな場所では、音楽専用のプレーヤーが必要になります。
さらにもう一つの選択肢として、スマートウォッチのApple Watchがあります。手首に装着するのでスマホや音楽プレーヤーなどデバイスを持ち歩く必要がありません。
さらに、Apple Watchなら音楽を楽しみながら、同時に筋トレを詳細に記録することもできます。
このiPhone/Apple Watchアプリ「My Workout」をインストールすればそれが可能になります。
iPhoneで筋トレのルーティンを設定しておけば、Apple Watchに今日のメニューが自動設定されます。
表示される種目・セット内容を淡々とこなして行くだけで、いつ・どこで・どの部位を・どれだけ(総負荷量)鍛えたかが詳細に記録されます。
記録したデータはiPhone上でカラフルなカレンダーやチャート、マップとして確認でき、あなたの筋トレを科学的にサポートしてくれます。
さらに、アプリの記録画面をさっと左にスワイプすると「音楽再生コントローラ」が表示され、曲名確認、一時停止、前後曲移動、音量変更が行えます。面倒なアプリ切り替え操作で集中力が途切れることはありません。
どうぞご活用ください。